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商品の説明

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on dyslexia

ディスレクシアとは:

- 知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
-独創的で、対人能力が高い。
全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける。
- 音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- 読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから
- 細かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い場合が多い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される
- 10人に1人程度いるというのが通説
- 家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は一族のなかでも個人差が大きい

当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。

2017年、当ブログで分かったことをもとに、東京・南新宿にディスレクシア英語塾「もじこ塾」を開設。以来このブログは、もじこ塾の話題が中心になっています。

2021-10-18

『ディスレクシアだから大丈夫!』ディスレクシアでも読みやすい工夫がいっぱい!(1)

ディスレクシアが得意なこと」のもとになっている本の日本語版が、ついに刊行!



もじこ塾でも、生徒に対し読むよう、そして親に読んでもらうよう、プッシュしています。


「えー、私でも読めるかな…」と気にしている様子の生徒に対し、

先にゲラで読んだ助手が「読みやすいから、たぶん大丈夫」とプッシュしていたのが嬉しかったです(TT)

実際、日本語版は読みやすい工夫がいっぱいなのです!


1) 1冊まるごと、UDデジタル教科書体



ディスレクシア・フレンドリーなフォント、UDデジタル教科書体→

実は、もじこ塾とUDデジタル教科書体は、というか、もじことこのフォントの生みの親の高田さんは、ディスレクシア・ジャーニーを共に歩んできた戦友なんです。

アルファベットと違い、日本語は数千もの漢字があるため、フォントをデザインするのは何年もかかる大変なプロジェクト。加えて、読みやすいだけでなく、小学生が見て字形のお手本にできるフォントにするという独特の難しさが……そういう苦労話を地元のファミレスで飲みながら(笑)現在進行形でずっと聞いてきた間柄でした。

そういう縁もあり、もじこ塾の教材やパンフレットの日本語部分は、すべてこのフォントで作っています。

生徒からも「疲れにくい」「読みやすい」「あたたかみがある」と好評です。


いまや、LD教育界でUDデジタル教科書体を知らない人は"もぐり"と言えるほど、標準化したこのフォントですが、

今回、本をまるごと一冊、UDデジタル教科書体で組むことができました!

行間も詰めず、ディスレクシアに必要なだけ、ゆったりとってあります。

その分、ページ数も増え、本の価格も上がりましたが(TT)、

ディスレクシアでも読みやすいフォントで本を作れたことが、本当に嬉しいです!!

このことが出版界で話題になってほしい!

金子書房の決断にも感謝!

本を手に取って下さった方による、紙面の感想もぜひ聞きたいです!


詳しい目次→ 

2021-10-05

「ディスレクシアの得意なこと」の翻訳本刊行!(3)(推薦文、オンラインイベントのお知らせ)

もじこ塾の原点、「The Dyslexic Advantage」の日本語版が、10月中旬に刊行されます!

詳しい目次→ 


先週、ようやく原稿が印刷所に入りました・・・!

校了してからというもの、抜け殻のようになっています(苦笑)

授業があるので、なんとかなっていますが。

~~~

もじこ塾が、ブログから始まったことを知る人も、少なくなりました。

同じ著者による「隠れディスレクシア」の頃から当ブログに来てくれていて、

この文章によって人生が変わったといっても過言ではなく、

そしてもじこ塾以前のもじこを知る人と言えばこの方・・・

助手の紺さんこと、笠野紺さんをおいてほかにはおりません。

紺さんに、この本のゲラを読んでもらいました。

~~~~~~~

この本は素晴らしいです。


私がいままで読んできたディスレクシア本の中ではずば抜けて、

内容が実践的だし、経験則的だし、科学的でもあると感じました。


この本は「ディスレクシアとはどういう人か」という謎に、色んな視点から迫っていきます。


いままで自分が見てきたディスレクシア書籍は、

「読者に当事者もいることを想定してない…?」と感じることは多かったです。


(その辛さは体感でもう知ってるしな〜。もっと建設的な話というか、

 発展や希望のもてる話とか、明るい内容も欲しいな〜)と思ってました。


私自身、ディスレクシアの感覚がとても好きなのです。もちろん苦労も多いけど。

極めてフェアな視点をもつこの本が、日本語でも読める日が来るなんて嬉しいです。

フラットな気持ちに戻れるような優しい希望を感じます。


もし私の友人に当事者かもって感じる相手がいたとして、勧めたい本第一号がこの本です。

ぜひ当事者に読んでいただきたいです。


~~~~~~~

ほんとに、当事者に明るい希望をもたらす一冊です!

◆「ディスレクシアだから大丈夫!」刊行記念トークイベントのお知らせ

刊行を記念して今週土曜、オンラインイベントを行います!




お申し込みはこちらから→




2021-09-22

『学びに凸凹のある子が輝くデジタル時代の教育支援ガイド』に、もじこ塾が掲載されています



『学びに凸凹のある子が輝くデジタル時代の教育支援ガイド-
子ども・保護者・教師からの100の提言』
学研プラス・刊
1,700円×税


何年か前、もじこ塾は朝日新聞の取材を受け、東京版の「凹凸の輝く教育」という連載に掲載されました→交換用R410Aアダプターコネクターツール耐久性のあるR410Aアダプターアダプター Useful and practical
この連載が、1冊の本になりました。

これは読み応えがありそうです!
目次を見ているだけでわくわくします。
ディスレクシアに適したツールや学校がたくさん。
何より、いま現在の配慮の内容の最先端が網羅されています。

自身の勉強のためにも、
また学校の先生に「合理的配慮について知ってください」と渡すのにも、ぴったりだと思います!


2021-09-19

ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番・第2番 [DVD]

もじこ塾の原点の一冊、「The Dyslexic Advantage」の日本語版が、10月中旬に刊行されます!



~~~

ディスレクシアの助手にゲラを読んでもらい、わかりにくい箇所はないか、ディスレクシア感覚と違うところはないか、チェックしてもらっています。
(今週末が最後のヤマです・・・)

この2人に感想を書いてもらいました。
日本語版の最初の読者による、本書の推薦文です!


-------------------------------
◆推薦のことば その①

この本は凄いです!
僕はこの本を読んで、自分の頭の中を80%くらい当てられているような感覚になりました。

具体例が多く、
「同じ感覚だな〜」
と思いながら読んでいると、
「これは普通の人の感覚とは違います」
と後から書かれていることが多く、その度に
「自分と他の人は違うのか」
と驚かされながら読んでいました。

なぜそのように考えるのかということも科学的に書かれていて、
改善の仕方などを考える種となるような本だと感じました。

この本を読んだあとに気をつけなければいけないのは、自分や自分の子供が本当にディスレクシアなのかをしっかり考えることだと思います。
なぜなら、この本を読むと、ディスレクシアに憧れてしまう人が出てくるのではないかと感じたからです!
ぜひ、読んで頂けると、才能の芽を摘んでしまうような事にならないのではないかと思います!
~~
「これからは、自分のことを知ってほしいときに、この本を渡せばいいですね」
「自分の内面が暴かれているので、なんだか恥ずかしいくらい」

とも言っていました。

-------------------------------
◆推薦のことば その②

この本の「Mの強さ」、「Iの強さ」の章を読みました。
(「Mの強さ」:空間把握能力、
「Iの強さ」:俯瞰能力、もしくは相互関係性把握能力)

「Mの強さ」については、
自分が日常的に行っていること、
読んでみて行うことができたものばかりで、

言語化された説明として今まで見てきたどの説明よりも的確に、空間把握能力の何たるかを伝えられていたと思います。

「Iの強さ」では、自分が無意識に行っていたものが、特性の一部として紹介されていました。
知っている情報と新たに知った情報を組み合わせているメカニズムが説明されていて、
自分の日常会話のときの頭の使い方が言語化されていたことに驚きました。

ディスレクシア特性の強みの側面でまだ使い切れていない部分を探したい方、
それを持った人と何かをしてみたい人にオススメです。

~~
「これは自分のことを言っていると感じる?」と聞いたところ、
「なかなか当たっています」と言ってくれました。
それ以上に、読後、すがすがしい顔をしていたのが印象的でした。

~~~
本書は300ページとかなりボリュームがありますが、ディスレクシアでも読めます!
(いずれ電子書籍化も予定しています!)

ディスレクシア本人に、ぜひとも読んで頂きたいです!!
自己認識が変わります。


2021-09-12

「ディスレクシアが得意なこと」の翻訳本が出版されます!(1)

ついに!!
当ブログの原点と言える「The Dyslexic Advantage」の、翻訳本が出版されます!
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詳しい目次→

~~~

このブログの本当に最初のほうにある翻訳記事:


のもとになっているのは、Eide(アイディ)医師夫妻のThe Dyslexic Advantageという本です。

ディスレクシアとは、脳の配線の違いであり、数々の優位性につながる特性である。
読み書き困難は、ディスレクシアの特性が裏目に出たものにすぎない。

・・・という、ほかのどこでも言っていない内容です。


この本から発展して、もじこ塾ができたと言っても過言ではありません。
「ディスレクシアが得意なこと」にあるディスレクシアの姿は、常に、もじこ塾の大前提にありました。

そんな、もじこともじこ塾の原点とも言える本が、ついに、ついに翻訳出版されます!!

もじこの人生を変えた一冊と言っても、過言ではありません。

そして、ディスレクシアの本人や家族にとって、人生を変える一冊になると、自信をもっておすすめします!

~~~

刊行まであと1ヶ月となりましたが、現在、授業以外のすべての時間をこの本のゲラチェックに捧げています(泣き笑い)

もじこ塾には受験生を含む生徒もたくさんいて、ゲラもあって、文字通り目が回る忙しさですが、幸せでもあります。。

しばらく、新刊情報を続けます。乞ご期待!

最新情報はこちらで:

2021-06-16

ナツさんの高校生活の記「あなたはディスレクシアよ、と言われた時、正直嬉しかったんだと思います。」

もじこ塾は超進学校の生徒もいるのですが、そうでない高校の生徒もいます。

昨年、ずっと授業日誌を書いてくれたナツさんもその一人→
この春、都立高校を卒業し、調理師学校に進学しました。

そんな彼女が合格体験記と言いますか、中高でどのように苦労してきたかを大いに語ってくれました。

ナツさんは大柄で(背は170cm、靴は25cm)、いつも「づがれだ~」と言いつつも体力があり、きりっと眼光鋭く、声はよく通り、雰囲気や話し方はとってもパワフル。
誤解を恐れずに言えば、超進学校にいそうな雰囲気の女子です。

英語の覚えられなさという点では、かなり重度のディスレクシアと考えられます。
でも本当に聡明なのです!そのことは、このあとの文章を読めば一目瞭然です。

ご両親が自営業(それも、締切のある激務な職種です)のため、親御さんが仕事に追われる姿を目の当たりにしてきました。
大家族で、子どもたちが家事を手伝うのは当然という家庭環境。ナツさんも親御さんをよく気遣いますし、家事も料理もし、生活能力は高く、年齢以上に大人びて見えます。

なので、ナツさんの将来に対する考え方も「食っていくため」と非常~に現実的です。
先日も「専門学校の同級生の、就職に対する考え方が甘ちゃんすぎる!」と怒ってましたが、それはきっとナツさんの家庭環境が、仕事の厳しさを目の当たりにできるものだから・・・
そりゃあ、たいていの同級生は甘ちゃんに見えるかなと・・・

そんな、お金を稼ぐことの厳しさを骨の髄まで知っている、ナツさんの体験記です:


都内区立中~都立高校(農業系)卒、
都内の調理師専門学校に在学中

Q:もじこ塾をどうやって知ったか。入塾の決め手は。
 私がもじこ塾を知ったきっかけは、高校の英語の先生が勧めてくれたのが初めですね。
話は長くなりますが、高校入る前から英語が本当にダメで、ローマ字なんかはからっきしでしたね。高校になんとか合格したのはいいものの、先生や環境が変わったからといって出来るはずもなく、高校1年生の間はずっと赤点でした。授業をないがしろにしているわけではなかったのに、まったく理解出来ないことから先生にも心配されて、2年生の春にまずディスレクシアでは?と教えてもらい、それからいくつかディスレクシアの人が通う塾を紹介してもらったのですが、ほとんどは中学生までが対象だったり、通うには少し距離があるなどといった問題がありました。それを英語の先生に話したところ、先生が見学に行ったことがあるというもじこ塾を紹介されました。

ナツさんの当時の担任の先生は、もじこ塾が朝日新聞に掲載されたときくし サラサラ メンズ レディース 人気 おしゃれ 櫛 頭皮マッサージ 静電気防止 クッションブラシ パドルブラシ 大きめ ヘアブラシ ヘアケア 女の子 和柄 鶴 鳥柄 可愛い かわいいに、何人か見学に来られた先生がたの一人です。この先生は「もじこ塾のやり方が効果的なのはわかった、でも40人学級で取り入れるのは無理。。」と肩を落として帰って行かれ、申し訳なく思ったのですが、このような形で広がりました。


正直自分が本当にディスレクシアかも分からなかったので、お試しかつ相談ができる機会があるもじこ塾は、その時の自分には最適でした

 通おうと決めたのは、体験授業を行ってからですね。今まではどういった勉強方法をしなきゃいけないのかが全くわからずに学習していたので、フォニックス表を用いての勉強で少し分かるという気持ちになっただけでも進歩だと思ったので、通うことにしました。

ナツさんはちょっと気難しいところがあって、集団クラスの見学に来たのですが、結局は個別で通うことになりました。(ちなみに、もじこ塾は高2から個別で来ることができます)。
この気難しさの理由は、のちほど明らかに・・・



Q:他の予備校との兼ね合いは。英語はもじこ塾以外でも勉強したか?
 そもそも予備校には通ったことがありません。小学生の頃に塾に通っていたことがあるのですが、その際先生と環境が合わず、3ヶ所ほど試して向いていないなと思いました。
1ヶ所目は先生が一人いて、学校のような席位置になっていたのですが、プリントを淡々と進めていき、終わったら前に持って行くという方法で、分からないところが多すぎる私としては、とてもやりにくい環境でした。

2ヶ所目は少人数制の塾で、多くても4人でした。けれど、先生の教え方と先生の性格が合わなかったんですよね。努力はしたんですよ?1年程は我慢できたんですけどね(⌒-⌒; )

3ヶ所目はM義塾ですね。環境としてはそこそこ良かったんですが、すでに勉強自体がす〜〜ごく嫌いだったので、先生とお喋りしてなんとかして逃げてましたねww
親には悪いことをしたなと思います。結局そこも1年経たないでやめた気がします。

 結果が今に繋がっているのでなんとも言えませんが。中学生までの間は英語の勉強をしたことがありませんでしたね。高校に入ってからは少しだけ単語帳を開いたりなどはしましたが、身についてはいません。基本自習が出来ないんですよ。一人で勉強できないので、そばで説明してくれる人がいないと理解につながらないので意味ないんですよね。なので、基本はもじこでの勉強が全てです。

自習ができない、つまり自力では英語がまったく身につかない・・・
ディスレクシアが授業としての英語に出会ったときの、典型的な反応のひとつです。


Q:入塾を考えている人へ、もじこ塾はどんなところと説明するか?
 自分の勉強方法を教えてくれる場所ですかね。
自分のペースで進められるので、分からなくなってもすぐ確認できるのがいいです!少人数制の授業でも他に人がいると聞きにくいですから。人間誰しも恥はかきたくないので、他人がいる環境での不得意な勉強はしにくいと私は思っています友達の教え方で理解できる人は、それは不得意科目じゃないですね。勉強してないだけです。友達や先生の説明で理解が難しい科目が、本当の不得意科目です。この文章を読んで当てはまるかもとなる場合は、もじこ、もといディスレクシアの塾を検討する価値があると思います。

「友達の教え方で理解できるなら、それは不得意科目じゃない」
「友達や先生の説明で理解が難しい科目が、本当の不得意科目です。」
名言です!

Q:もじこ塾で勉強したり話したりしたなかで、特に印象に残っていることは?
 先生が英語を読む前に読めた時ですね。読めなくても英語の勉強はできます(できません!)が、今まで全く読めていなかったのが、読めるようになったと言う事実が嬉しかったです。少しでも理解できるようになれたと思うだけで、英語に対する意識が変わりました。

特に、と言われると思いつかないんですが、英語以外にも進路について相談に乗ってもらいましたね。正直進路についてはあまり考えないようにしていたので、先生に雑談のように相談したのがきっかけで、今の進路に決まりました。2年生の夏の時点で大方決めなければいけなかったのですが、全く決まっておらず、方向性が決まっているだけだったので困ったものですよ。そんな中で相談をしたところ、いくつか学校をピックアップしてもらえ、そこから選びましたね。学校の先生に相談することも考えたんですが、正直担任は自分で決めなさい派だったので相談しにくかったんですよ。なんなら、嫌われてた説がありますからw。

調理師学校に行きたいと相談を受けましたので、この業界に詳しい人に質問して、いくつか良い専門学校を紹介してもらいました。今年は特にコロナの影響で、学校説明会が軒並みオンライン化したため、高3生にとって学校情報を手に入れるのは大変なことでした・・・

 
余談ですが、先生がすごく褒め上手なのでそれだけでも勉強に少しだけやる気が出ましたね。他の子は分かりませんが、自分やる事しっかりやってるんじゃって気持ちになりますねw
もじこはほめ上手なんですね(*^^*)。ありがとう~


Q:ディスレクシア的に、大学入試や受験勉強において特に注意するべきことはあるか?
 1つのことに集中することですね。アレもコレもと手を出したところで、全て中途半端に終わってしまいます。色々なことに手は出せたから、ギリギリなんとかなるでしょ…という考えになりますが、結果は決してついてきてはくれません。一つ一つ進めることが出来ればその時こそ結果はついてきてくれると思います。ちな、実体験ですね。なにか一つ秀でているだけで、安心感や気持ちのありようがすごく変わると思います。

本当にその通り!
アレもコレもと手を出してはいけない。「可能性を広げたい」と手を広げるのはディスレクシアの道ではない。
「これ」と決めたらそこに体力と気力を全集中して、それで突き抜ける。それこそがディスレクシアの正しい道・・・と、私も常日頃から、いろんな人たちに言ってます。


あとは、日々の生活態度なんかは大事ですね。最近はコロナの影響によって面談などを極力少なくする傾向があったため、書類のみの判断になってしまうと今までの生活態度などが影響してきます。私はとりあえず授業にはしっかりと参加し、遅刻もしないことだけは常に意識していました。成績ももちろん大切ですが、生活面や人間関係といった面にも意識を持っていくことはとても大だと思いました。

ナツさんはいつも疲れていて、「学校に行きたくない~」と文句たらたらでしたが、実は皆勤だったとは!
「高校に友達なんて2人しかいない」とも言っていましたが、学校での生活態度を良くする努力を怠らなかったとは。本当にえらいです!



Q:自分がディスレクシアだと知ってどう思ったか? 現在はそのことをどう捉えているか?
 はじめは、英語の先生に言われて、そういったものがあるんだな〜としか思わず、あっても自分は違うんだろうなと思っていました。

誤解がないようにいっておくと、ディスレクシアだったらもっと辛い思いをしていてもおかしくないから、自分は違うんだろうなと思っていました。
ディスレクシアの質問テスト→を受けてみて実際にあなたはディスレクシアよ、と言われた時、正直嬉しかったんだと思います。

自分は周りと頭の出来が違うから、努力が足りないから。ずっとそう思いながら生きてきました。
自慢じゃありませんが、見た目と会話をすると大抵は頭のいい子に勘違いされます。
子供の頃はそれが嬉しかったんですが、成長するにつれその眼差しや期待の眼差しがとても辛かった。向こうが勝手に期待して落胆するだけなのにとても悪いことをしている気分になりましたよね。いつしか、頭が悪いことをどうやって隠したらいいんだろうと、そればかり考えていた時期もあります。

。゚(゚´Д`゚)゜
わたしもナツさんに初対面のとき「ちょっと話せば賢いとすぐわかる」と言いました!
ごめんなさい。。でも、誤解したとは今も思ってません!!

ナツさんは全然頭は悪くない。字があまりに読めないせいで授業が理解できないしテストで点がとれないだけであって、その状態を「頭が悪い」と言うほうが誤解ですよね。

でも学校も、そして本人も、そこを勘違いするのです。。。

字が読めないのは、頭が悪いからではありません!


徐々に人と関わることが嫌になっていき、極力関わらないようにしました。
(これが気難しさの理由ですね。そしてこの手の気難しい印象が前に出ているディスレクシアの人は、程度の差はあれけっこういると、ナツさんを通じて気づきました。
本当は対人能力が高い人たちなのに、いろいろあって人嫌いになってるんですね。。)

話が長くなりましたが、今までの自分は仕方のないことだったんだと思うと、嬉しいと同時に開放感までありましたよね。




今では、そこそこディスレクシアについての知識もあるので、自分の特化しているところをうまく利用して生きていければと思っています。
それが正解です!



Q:もじこ塾に来て,英語は読めるようになりましたか?(正直,どのくらい英語ができますか。)
 読めるか、読めないかで言ったら、読めるようになりました!まだまだ読めないものは多いですが、通う前に比べたら断然読めるようになりましたね。
英語がどれくらい出来るようになったかと聞かれたら、まだまだなんですけどね。なんとなく読めて、なんとなく意味が分かるものは増えました。
読めるようになった時に意味も一緒に覚えれたら良かったんですけど、そこまで私の頭は良く出来てませんでしたね。
なので、一般の高校生のレベルが10ならもともと1ぐらいで、今なら盛って6〜7ある気がします。
↑いや、そんなにはないと思います…(TT)
ターゲット(単語集)の単語10項目ほどのスペルと意味を覚えるのに小一時間かかるほど、彼女のディスレクシアは重度なので。
でも、「明日テストなのでこの範囲を覚えなきゃ」となったときの集中力はものすごいものがありました。


[追記]と書いたら本人から「確かに盛りました、でもこの書き方はちょっと」「それに単語以外の勉強もしましたよね!」とお叱りを受けました(--;)。うまく書けなくてごめんなさい。
読み訓練を教える側としては、どれくらい読めるようになったかも大事ですけど、それ以上に、このつらい訓練に向き合うことに、尊さを感じてしまうんですよね。。100読めたらそりゃあすばらしいですけど、それよりも0だった人が1読めるようになったときの衝撃とか、読んでて限界を超えてしまったときの苦しさとか、そういうことに向き合ったという事実のほうが、本当にえらいと思うんです。
どれだけ大変なことに向き合ったのか、その一端を紹介するために、上のような書き方になりました。




ナツさんの学校は調理実習などのレポートが多く、しかも全部手書きで、ナツさんはよく「明日までに書かなきゃ~」とどろどろに疲れながら帰っていきました。

でも、もじこ塾に来て1年たった高3の1学期には「成績優秀者です!」と通知表に書いてもらえるほど成績が改善。
進路は指定校推薦で、校長面接と書類だけで決まりました。



ここからは、なかなか驚きの内容が語られます・・・
英語的にはかなり重度なディスレクシアのナツさんを通して描かれる、高校受験事情について。

Q:中学のときの英語力について語ってください。
 ローマ字がやっと分かるぐらいでしたね。中学生の頃は、隣の人とペアを組んで会話の練習があったので苦痛でした。正直wasとかwereとかなんだっこれ状態で、読めないし、意味もわからない状態でした。英文なんてローマ字読みするしかなくてヤバイの一言しか出ませんからね?
中学では授業が嫌すぎて、数回ですが保健室なんかに逃げて、参加してませんでしたから。

ナツさんは中学時代、誇張抜きでほぼまったく英語が読めなかったと推測されます。
(ちなみに、高校に入ってからフォニックスを教えた後も、完全に自動化するには至りませんでした)


Q:都立高入試をどうやって戦いましたか。
 少し長くなりますが、そもそも一般試験の単願だったんですよ。私立の推薦も候補にはあったのですが、あと0.3?ぐらい足りなくてお金も掛かるからということで、単願にしたんですね。全体的に勉強ができないので、ものすごい賭けでした。
なのではじめに英語は捨ててましたよねw 手を付けるだけで時間の無駄だと思いましたから。
「英語は捨てた」は本人に確認したところ、言葉のあやではなく、本当に無勉、放置したそうです(@@)

そこからは、少しでも可能性のある数学と国語をメインに勉強しました。
ちなみにVもぎは1回だけ受けたんですが、なんと判定はEでした(たぶん)。驚きびっくりでしたね。

勉強方法は今までの一般試験を黙々とやることですね。合計25回分ぐらいのテストをやりました。分からなかった所は、後日先生にしっかりと教えてもらい、もう一度でてきた際に解けるぐらいの理解度になるように頑張りました。


25回分終わったところで、最初の1回目のものを時間も測って受け直すことで、現状の力量がわかりましたね。これを数学と国語でやりました。
国語は漢字を捨てて、文章問題を中心に頑張りました。

ナツさんのキャラでこれだけ猛烈な勉強をしていたら、ものすごくがむしゃらに勉強している人に見えると思うんですが。
ほんと、学校の先生方に対し、「相当努力しているようなのにできない人については、ディスレクシアを疑うべき」ということを知ってほしいです。

と同時に、英語を捨てても入れる都立高校はあることを、改めて知りました。。。
そのこと自体は「まあ、そうですよね」という感じなのですが、この年月の間にディスレクシアの生徒が自信を失ったり頑張りすぎて燃え尽きたりして、精神的にズタボロになる件については、本当にどうにかすべきです・・・日本の英語教育界は、早期英語教育以上に、こういう生徒たちについて考えるべきです。


またナツさんは、日本語の読みに関してはお父さんの猛特訓を受けたとも言っていました。
「今でも勉強中に父親に背後に立たれると、涙がぶわっと出てくる」と語るほど、過酷を極めた特訓だったようです(「だから父親には後ろに立たせないw」とも言ってました)
こんなところからも、万事において激しく取り組んできたことがわかります。。。




Q:もじこ塾に通っている生徒に、激励のことばを。
これからもコツコツと地道に努力するだけで、大きく変わりますよ٩( ‘ω’ )وがんばって!


Q:将来の夢を1行でどうぞ
 食品に携わる職につけたらいいなと思っています。


~~~

ナツさんは英語こそ読めませんが、料理は上手だし、気は利くし、発言は鋭いですが相手思いだし、人のために動くことをいとわないので、きっと職業人生は順調なことでしょう!

もじこ塾は常に「納税者を育てること」を目標にしてきました。
もじこ塾はバリバリの英語塾ですが、英語力以上に大事なことはたくさんあると思ってます。・・・自分ができることで稼ぐ力をつけて、まっとうな社会人になり、税金を納められる人になる。これはとても大事なことです。
英語ができるようになるのは、そのための手段であれこそすれ、まっとうな社会人になることを阻害するものであっては、断じていけません。

ナツさんは数年内には、立派な納税者になっていることと思います!
むしろ、仕事かメインの生活になったときに、ナツさんの良さが大いに発揮されて、一目置かれる存在になることうけあいです。
英語にはだいぶ、いじめられたナツさんですが、それでももじこ塾の目標を体現しているのは、実にすばらしいことです。

今まで不当に苦労した分まで、やりがいのある社会人生活になるよう祈ってます!

2021-03-14

推薦入試の合格体験記「早い段階で、自分の能力の限界に見通しをつけた方がいい」/note始めました!

当ブログ初,推薦入試の合格体験記をお届けします。

~~

もじこ塾は開設以来ずっと、推薦/AO入試に挑む生徒のことも支えてきました。

いわゆる普通の(?!)大学受験しか知らなかった私にとって、推薦/AO入試は最初はまったく未知の世界でした。

最初の数年は,二人三脚,試行錯誤,半信半疑でした。

ディスレクシアについてどこまで志望理由書で"売り"にするか議論し、翻訳者の技術を使って文章の添削をし、読字書字の困難を考慮したスケジューリングを行い、特性理解と志望理由書作成をセットでとらえ・・・といろいろしながら,ノウハウが蓄積していきました。

なかでも、ここに紹介するコタくんとの試行錯誤を通じ、ディスレクシア的な推薦入試対策について、もじこ塾なりの方法論をひとまずの形にすることができました。
(そのあたりについては,このたびnoteで公開することにしました!→
この記事の最後で、改めてご紹介します。)

・・・すみません、コロナ対応でばたばたしているうちに、1年もの長きにわたり、この合格体験記を公開することができずにおりました。特に,書いてくれたコタくん本人にこの場を借りてお詫びします(><)。
文章には手を加えず,1年前に公開するはずだった形で公開します。
完成度の高い文章ですし、コロナ前後の良い記録になっていますので。

~~~~

コタくんはもじこ塾の定義する"純粋ディスレクシア"。
多動もこだわりもなく、対人能力が高い、温和な好青年です。
(多動はないと書きましたが、いつも鼻歌を歌っているので、頭の中には歌とリズムが渦巻いているのかもしれません)

英語の発音はふんわり、おっとりしています。
高3でもじこ塾で初めてフォニックスを知り、リスニング能力が向上したと言っています。

彼が得意とする分野は,もじこ塾では珍しいです。
まず、スポーツ万能・・・運動部の生徒は多いですが、ここまで万能な人はもじこ塾内でもなかなかいません。
どんな種目も見ればだいたいできるそうですし,スキーも水泳も、格闘系も、たぶん球技もいけます。

と同時に、文章を書くのが好きです・・・これがもじこ塾では超レア。
好きだけでなく,以下から分かるように上手でもあります。
小学生の頃から作文教室に通い、もじこ塾に来た頃には課題で中編小説を書いていました。印象的なシーンが断章的に続く感じで、映像思考を思わせました。

ディスレクシアはエピソード記憶が強いので、もじこ塾の生徒は物語を好むのですが、考えを文章にまとめるとなると苦労するケースが多く、彼のように文章を書くのが好きで得意と言い切るケースは少数派です。
(ちなみに小説は直筆ではなく、スマホで書いているそうです。)

将来の目標は小学校教員。アクティブ・ラーニングの授業を公立小学校時代に受けて、目指すようになったそう。
・・・これも,もじこ塾的にはかなり特殊です。小学校に良い思い出が多いというのが(苦笑)。

自由な一貫校卒。研究授業もたくさん受けたとのこと。
中高には多様な生徒がいたそうで、もまれながらのびのびと中高生活を送った点も少数派です(゚д゚)。
二次障害がなければディスレクシアはこう育つという、ひとつの見本だと感じます。

ほんわかと温厚で、第一印象のままに、どこまでも好青年なコタくんです。
(最近、「自分は変人」と言ってます。(・_・)??好青年の仮面の奥には、多様な特性に対する寛容さがあり、これはかなり強固ですよ…と言いたいのかもしれません)

現在は、もじこ塾で助手をしながら、小学校で英語を教えるためのノウハウを学んでいます→
人当たりのいい彼は、いじられても上手に受け流し、でもおさえるところはおさえるので、中学生のいい兄貴分。小論クラスでは、授業中は笑いもとりつつ文章は模範的で、講座に厚みを与えてくれています。・・・こうして書いてみるとすでに小学校の先生的ですね。

つい先日、中2の教科書を見ながら「うわ~。自分も中学の頃はこういうのはまったく読めなかった」と言っていたので、温和な彼にもつらい中学時代があったと知りました(T_T)たぶん今もぎりぎりではないかと推測します。

今、中学生と一緒に間違いながら、助手として読み訓練を続ける彼はえらいです。
3年後、もじこ塾は小学校の現場に、フォニックスの心得のある小学校教員をひとり、送り込むことになります( ̄ー ̄)。楽しみです!


それでは、コタくんの合格体験記です:

・私立大学 教員養成系 自己推薦入試
・国立中高一貫卒、現役

1
コロナの影響で、前例のない新生活の始まりになったと思います。
大学新入生としての近況を教えて下さい。
いまは主に何をしていますか?何が大変ですか?何をしたいですか?
(2020/04)

今は大学の履修届けが一応終わり、今週の木曜からネットでの課題や授業が始まる予定になっています。先生も生徒も慣れない授業展開なのでついていくのが大変です。履修とかもしっかり出来ているのか少しばかり不安です。早く大学に行って部活や友達作りなどをしていきたいと思っています!

オンライン授業が1年生いっぱい続くとは、当時は誰が想像したでしょう。。。

2
大学入試対策として、「自分は去年することができたが、今年はコロナの影響でできないだろう」と思うことは何ですか?

自分は自己推薦入試で入学したので、高校最後に色々な経験をできない事が一番、自己推薦入試を考えている人にとっては大変だと思います。高3の経験が大きく進路や入試の面接や論文に関わって来たので、それができなかったら多分受験はそうとう厳しかったんじゃないかと思っています。ぶっちゃけ、自分は高校での卒業研究をメインに大学に入ったのでそれができなかったらと思うと、今年じゃなくて良かったなと思います(笑)
~~
コタくんの受験した自己推薦入試は、高校の卒業研究を評価するため、彼は卒業研究に力をいれていました。ある新しいスポーツ種目の普及方法を考えるというもので、まず自分がその技術を身につけ、講習会を企画してインストラクターとなって教え、受講生にアンケートをとり、より良い普及方法を探る、、というもの。なかなかの活躍でした。
推薦入試の場合、このような「自発的活動」の内容で入試を戦うことになります。


Q.もじこ塾をどうやって知ったか

 高3の4月位に母に薦められて知りました。それまでは自分がディスレクシアを抱えていることにも気付かなかったし、そもそもディスレクシアという言葉も全く知りませんでした。他の塾に行っていたのですが、英語だけが全く伸びなかったので母がディスレクシアかもしれないと、もじこ塾のホームページを見て疑ったようです。
 入塾すること自体には全く違和感はなく、面白そうだから行って見ようと即決で入塾を決めました。(笑)
~~
お母さんはもじこ塾主催の勉強会に来てコタくんのディスレクシアを確信し、「これまで気付いてあげられず、申し訳ないことをたくさん言ってしまった」と涙を流して反省していましたが、本人はどうやらまったく意に介さず、からっと明るくもじこ塾に登場しました。

(ちなみに、このような状況の場合は、
「お母さんは昨日,あなたがディスレクシアというものだと知りました。本当にごめんなさい、今日からは態度を改めます」
とはっきり本人に宣言すれば、子供は許してくれますし、どんどん変わっていきます)


Q.他の予備校との兼ね合いは?英語はもじこ塾以外でも勉強したか?

 他の予備校としては、河合塾の小論文に(高3の)5月から11月まで通っていました。AOに的を絞っていたので小論文講座には通わせて貰っていました。
 英語は一般受験のことは全く考えていなかったのでもじこ塾以外のところでは勉強していませんでした。
 もじこ塾でも受験の2ヶ月前位からは小論文を見ていただいたり、面接の練習をして貰ったりしていたので英語はほとんどやっていませんでした。(笑)
~~
河合塾で受けていたのは、一般入試用の小論文講座とのことです。

もじこ塾では、最初の頃はフォニックスや簡単な読み物を読んでいたのですが、どんどん推薦対策の比重が増えていき、夏になってからは推薦対策が100%でした。
なかでも、ディスレクシアについては本当にいろんな話をして、最終的に彼は志望理由書にディスレクシアについてポジティブにカミングアウトしました。


Q.入塾を考えている人へ、もじこ塾はどんなところと説明するか?

 ディスレクシアには最適な塾だと思います。常にもじこ先生が色々な情報を取り入れてくれているのでディスレクシアの情報は十分だし、出来るようになるまでしっかりと見てくれて、絶対に自分を否定されないので英語に苦手意識が高い人には最適だと思います。
 また、一人一人に合った教え方や関わりかたをしてくださるので、変に自分を飾ったりせずにありのままで過ごせる塾だと思います!
~~
ありがとう~、非ディスレクシアにうらやましがられる塾を目指してます(笑)


Q.もじこ塾で勉強したり話したりしたなかで、特に印象に残っていることは?

 一番印象に残っているのは、ディスレクシアの事について話していたときに、オシャレなカフェの看板の英語をすらすらと自分が読めないと気付いた時が一番衝撃でした。(笑)
 コーヒーカップの絵やクッキーの絵から、その看板がカフェなのかなと判断していた自分にとって、もじこ先生や自分の両親や学校の先生が英語を一瞬にして理解して読んでいるということに本当に驚きました。そりゃ、英語が出来ない訳だと自分でも改めてその時納得してしまいました。(笑)
 みんなそんなに楽してていいな~と切実に思いました。まさに、ぴえん! 

この文章をもらって、「ぴえん」という単語を知りましたよ(笑)
それはそうと、言っているのはこれのことですね↓


「『普通の人はCookieとかSundayとかを瞬時に読めると思いますが,ディスレクシアの人は,これが単なる絵に見えるらしいです』って言うんだよ」と、セミナーで使う画像を見せたところ、コタくんは
「えっ、みんな読めるんですか?」
と驚愕していました。

Q.ディスレクシア的に、大学入試や受験勉強において特に注意するべき点はあるか?

 早い段階で、自分の能力の限界に見通しをつけた方がいいと思います。もちろん、行きたい所に行くまで浪人する覚悟があれば別ですが…
このまま勉強を続けていけるのか、それともAO や推薦入試に切り替えるのか、早めに決めなければズルズルと時間は過ぎて行ってしまい結局行きたい大学に行けなかったりしてしまいます。
自分の場合も、4月頃にはAOで行こうと決めていたので、一般入試では絶対入れない様な行きたい所に行くことができました! ちなみに、学校で受けさせられた河合模試では受かった所にはE定位でした…。(笑)

~~
本当にその通り。難関大と呼ばれるところ以外は,ディスレクシア的には推薦やAOで目指すのが基本というのが,コタくんを通じて到達した、もじこ塾5年目の見解です。

「自分の能力の限界について見通しをつけたほうがいい」については、コタくんと何度も議論して考えを深めていきました。当時の彼との話があまりに印象的だったので、メモを残してありました:

・ディスレクシアは「つぶしがきく道」を追求してはいけない
周りは「つぶしがきくからこれをやる」「できるだけ将来の選択肢を残しておきたい」と言うことが多いが、残念ながら、ディスレクシアにとって学校という場所は「つぶしがきく」が通用するほど甘くはない。中高大と進むほど、文字がらみの要求は大きくなる。
ディスレクシア的には、早く自分のやりたいことを決めて、それを実現するためには何が必要かを逆算し、そこに時間と労力を集中させるべき。「つぶしがきくように」とあれこれ手を出すことはできない。

・定型というのは,優先順位が低いことでもやれてしまう人のことかも
定型の人は,自分の人生に優先順位がついていなくても,「いいから黙ってやりなさい」に従って勉強を頑張ることができてしまう。その結果,だいぶ大人になって「自分がやりたいことと違う」と心を病んだりする…。ディスレクシアだと,自分のやりたくないことにモチベーションは持てない。まして苦手な文字で戦うなんて。

・「努力」という言葉の意味が、ディスレクシアと世間一般とでは違うらしい
ディスレクシア的には、
□目的がはっきりしていること:これは一気に実現できる、またはいくらでも続けられる。そういうことを「努力」とは自分は言わない
□書き取りの反復:つらいが、宿題だと言うからつきあってやっている。
 これを自分は「無意味」と言うが、世間(親)はこれを「努力」と呼ぶらしい
□目的達成のために、どうしても読んだり書いたりする必要がある場合:
自分なりの方法を編み出してやっていることは「努力」とは言わないはず。字は汚いし読み間違いは多く、人はこれを見ると「頑張ってる」と言うが、あまりそこに注目しないでほしい


Q.もじこ塾に通っている生徒に、激励のことばを。

 学校では英語を含め勉強が出来ないと馬鹿にされる事が多いと思います。それに加えて、英語は文系でも理系でも試験で出てくるので、親御さんから何で出来ないのかと怒られることも沢山あると思います。自分もそうでした。
 だけど世の中には、東大生でテレビにまで出ていたのに、付き合っていない女の人を妊娠させてしまい世に出れなくなったり、映画やドラマに沢山出ているのに薬物で捕まったり、そんな人が沢山います。逆に、ZOZOTOWNの前澤社長も高卒だし、大人気ユーチューバーのヒカキンさんも高卒です。勉強が苦手でも問題ありません。なんとかなるみたいです。
 もちろん勉強をしなくていいわけではありませんが、勉強以外にも自分の好きな事を沢山やってみて、沢山チャレンジしてください。ゲームでもスポーツでも音楽でも読書でも何でも好きなことややってみたいことを沢山やってみて下さい!

 
Q.自分がディスレクシアだと知ってどう思ったか? 現在はそのことをどう捉えているか?

 自分の場合、すんなりとディスレクシアを受け入れたので特に違和感などはありませんでした。むしろ、ディスレクシアが程度の差はあれども意外と沢山いるということが分かったので、小学校の先生になるという進路を決めるきっかけになりました。
 今は、ディスレクシアの事や他の特性のことも沢山学んでいきたいと思っています!
~~
 こういう人が5年後、10年後に小学校の現場の第一線に立ってくれるんだと思うと、日本の未来は明るい。感無量です。



Q. AO対策について:
・いつごろから準備を始めたか

 本格的に始めたのは小論文をやり始めた(高3の)5月からだと思います。自分の場合、趣味で小説を書いたりするくらい文章を書く事が好きだったので、その文章力の様なものはあらかじめ持っていました。なのでそれほど小論文やレポートには困りませんでした。
~~
「今年度、オンライン授業でレポートが増えたので、文章力があって助かった」とも語っています。

・塾に行くべきか

 小論文があるなら行った方がいいと思います。行かなくても学校で対策してもらえるようであればそれでも大丈夫だと思います。
 面接は学校の先生やもじこ先生にしていただければ十分だと思います。
 また、大学に送るエントリーシート等はしっかりと色々な人に見てもらった方がいいと思います。自分も色々な先生に見ていただきました。
~~
エントリーシートはできるだけ多くの人に見てもらい、改善点を指摘してもらうべきです。
なかには正反対の意見も出てくると思います。
そのくらいいろんな意見を聞いたうえで、どの意見を採用するかは、本人が決めるべき。・・・ということも、コタくんから学んだことのひとつです。


AO対策として続けてきて効果があったこと

 自分は小学生の時から通っていた作文教室が一番力になっていると思います。文章力はほとんどそこで鍛えられたものなので、AO 対策として通っていた訳ではありませんでしたが結果的に一番役にたったと思います。ちなみに、受験の時も通い続けていました。
~~
コタくんからは,この作文教室の話を詳しく教えてもらい,もじこ塾の小論クラスや推薦対策に大いに参考にさせてもらっています。
皆で体験をしてそれをもとに書く,添削して練り上げる,相互批評・・・は必須のようです。


 面接の時に役に立ったのは行きたい学部に関係のある本を読み漁っていたことだと思います。本が好きだったので苦ではありませんでしたが、自分は教育学部を目指していたので、10冊ほどは教育関係の本を読んでいました。


AO入試を考えているディスレクシアの人にアドバイス

 今まで、AO 入試は、「自分をアピールする力」と「行きたい学校のオタクになる位の情報収集」の二つが必須でした。しかし、これからは英語が苦手な皆さんには残念なことに「成績」も重要視されてきています。自分は小論文と面接とエントリーシートはかなり完璧だったと思っていたのですが、成績があまり良くなかったため、2度落ちました
なので、AO に決めたとしても、学校のテストはしっかり頑張って臨んで下さい。
英語以外の得意な教科の成績を少しでも上げると、行きたい大学に行けると思います!
~~
これはすごく実際的なアドバイスですね・・・


Q. 合理的配慮について。配慮を受けているか?大学に入って受ける予定か?その理由は?

 自分はいままでも特に配慮については申請してこなかったので受けていません。なのでこれからも特に受ける予定はありません。自分は文字が歪んで見えたり、鏡文字に見えたり見えかたについては特に一般的で、また特性が出ているのも英語の読み書きだけで、話したり聞いたりすることについては特に問題がないので、これからも受ける予定はないです。 
~~
コタくんは診断は受けていません。自分でディスレクシアだと自覚しているだけです。


Q. 将来の夢を1行でどうぞ
今まで目指してきた学校の先生になって、その後はスーパーヒーローに転職しようと思います(笑) 
~~
両方同時になれますよ( ̄ー ̄)


☆    ☆    ☆

コタくんは現在、小論クラスと中2クラスの助手、および個別指導をしています。
今後も授業日誌に登場してもらおうと、今回彼の文章を見返して、改めて思いました!



・・・さて。ここまで読んで、彼が自己推薦入試において,英語で戦っていないことがお分かりいただけるかと思います。

英語が必要ない大学入試もあるんです!

・・・もじこ塾開設5年目、ようやく自信をもって断言できるようになりました。

このたびnoteで、そんな入試の戦い方をできるだけ具体的に、書いていくことにしました。
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引き続き、本ブログでも、合格体験記や翻訳、ディスレクシア的発見や近況報告などの情報発信を続けて参ります。
どちらもご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。